第54回『学び合い』の会浜松
2ヶ月に1回だから・・・年6回、6×9=54 あれ、もう9年もやってる・・・
高校どうなる
・高校が変わる
news.yahoo.co.jp
話題1 2番手以降の普通科高校、どうなる?
高校の意義は?全日制の存在価値は? との話題。
1位の進学高校以外の普通化の意義は?
オンラインで可となるなら、スタディサプリで足りるのでは?
studysapuri.jp
1番の進学校は、専門職として研究者の道の大学がある
www.nikkei.com
2番低下の高校は・・・高卒資格
高卒認定できると、専門学校・就職・大学・公務員・消防・警察などの道がある
これから以降は部活も押し出せなくなっていくだろう
高校が
「部活の実績の垂れ幕」
予備校・塾が
「進学実績の垂れ幕」 では、その高校の価値は部活?
実際、勉強で落ちこぼれだけれど部活で救われた、高校が充実していた、という例も多々あるしなぁ・・・
参加者からの情報
”工藤勇一さんが新しく校長に赴任した横浜創英中学・高校では「原級留置基準の撤廃」をして、時数カウントを進級・卒業要件からそもそも外してしまったそうです。”
子供は3年で入れ替わる。情報は常に変わっていく。
保護者が受験した頃の知識がそのまま永続していくわけではないことも実感する
いじめが多くて( ; ; ):横浜創英高校の口コミ | みんなの高校情報
オンライン授業はだれが確認するのか
欠席・不登校の生徒、動画を配信したところで、だれがそれを確認するか
これまで自動車学校と同じく「出席」「取得単位数」がシビアに学習の「縛り」となっていたとのこと。
そこに「オンライン可」がくると・・・「出席しないといけない縛り」が無くなる
それが無い中、高校へリアルに通うのか、ということ。
オンラインで事足りるのでは、とのこと。
全日、夜間定時、通信制 そして出た意見
・通信制に寄って行くことになっていくのではないか
・働く練習としての高校になるのではないか
「毎日来ることができる」
「休むことは、生産ラインを止めるということ」
oshiete-chiebukuro.com
・通信制高校は、自分の担当のみ行い行事や学習など分担制が進み働き方改革も進んでいるとのこと。
・これまでの「出席日数足りないから卒業・進級できません」が無くなる→「オンラインやったんですか?」の負担が増える
・オンラインをする人員が増えるわけでもない
・中学までは休んでも卒業できてしまうが、社会に出るときの格差が激しくなってしまっている
・何のために行くか、それぞれがもっていないといけない。
・高校も存在価値は何かを考えて示しておかないといけない。
仕事量が増えるばかりだが
・上限を決めちゃってできる範囲でするしかない
・人によって大事さが違う
・いかに家庭に「自分たちの主体的な判断で」動いて納得してもらえるかをやっている「先生がここまでやっていただいて・・・私たちはこうします」でもそのサービス業務をすることで仕事が圧迫される、いたれりつくせりをやめたほうがいい
・職場に行くことができる、という点が大事
・早いうちから、適応指導や発達支援で支援や医療につながれば、2次障害も少なく生きていきやすいが、ノーマークで「通常!全日制高校!」と突っ込んでいく方が心配
話題2 『学び合い』授業中にしっくりこないところがある
生徒だけではたどり着けないところがあり、そこは教師として指導したほうがよいのではと判断するところがあるが、どうか。
先に資料を示しておけばいいが、事前の教材研究が、児童の躓きすべてに対応もできないし、どの位すればいいのだろう
出た意見
・すべてを『学び合い』授業にするのでなく、数回に1回別枠で足りなかったところを伝える授業を入れてみる
・個人差あるから実態に合うように課題を絞る
・内容を削って核だけにする
・別枠で、「聞きたい人だけ聞きなよ」ということで授業内に自由参加ミニ講義を入れる
・どこで困っているか生徒に聞く
話題3 高卒認定が簡単すぎる?
パンフ
https://www.mext.go.jp/content/20240301-mxt_syogai02-mext_000013750_ippan.pdf
過去問
高等学校卒業程度認定試験問題(高卒認定試験) 解答・過去問題:文部科学省
合格ライン
何点以上とればいい?高卒認定試験(高認)の合格点 | 高卒認定試験お役立ちコラム|高認合格ナビ
話題4 発達支援学級でどんな指導すればいい?
・MIM
・スタンプ先生
・よみあげ漢字
・粘土で字
・砂で字
・左右の手で同時なぞりがき
・自立活動 NHK スマイル
・道とく デイジー教科書を使って読み上げ
・楽しい授業
・生活チェック(生活習慣のしつけ)
・クラス会議
・昔遊び(人と関わる練習)
・『学び合い』 ドリルパークの「学び直しドリル」の活用 自分で決めて自分で解決
など
参加者からの情報
”発達障害がある人は「発達性協調運動障害(DCD)」といって、運動が苦手だったり、書字に問題を抱えていたりします。
そもそも眼球の運動が上手くできないので教科書が読みづらかったりします。
こうしたことを体操などで改善していこうとするのが身体療法です。
アメリカでは「ブレインジム」などが知られています。
これをうまく行えると、症状が改善してくることがあります。
しかし、日本ではまだまだ普及していません。
精神医療に関わる人の一部では取り入れられてきています。
理想としては、公認心理士さんで身体療法がわかっている人が学校に常駐して、
朝体操をしてから授業を始めるくらいのことがあってもいいのではないかと思います。”
ラジオ体操や集中トレーニングももともといいかも
鉛筆操作やそろばんは指の動きで脳が鍛えられるともいうけれども
検索すると様々なものがあるので、
学級経営者の理念が大事になるのかなと
思います。
教育はサービス業か 子供は誰が教育するか
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6494187news.yahoo.co.jp
・学校に何でも任せになっていないか
・学級で調べたら、規則正しく生活し、宿題もみる、などの安定した家庭が少ない
・ゲームを「何かをやらせるえさ」にして、ゲーム時間概要に長い
・そのような状況の中で、すべて学校に任せても際限ない、無理。
・協力が必要、懇談会も来ない→授業内参観会で保護者に協力を訴える授業も手ごたえ有り
・休日の時間の使い方、金銭の使い方など、家庭自体が基本を見せられて無い現実を見た
・「朝おきて、職場に行くことができる」「元気な身体で、みんながしている仕事ができる」という基本を小学校から育てることを放棄してしまった結果が、今の不登校や高校での現れにつながっていないか
・7時~7時預かりをさせるなら、保育師を入れたほうがよいのでは
・親の仕事が7時~7時で預けなければ成り立たないゆとりの無い状況がそもそもおかしいのではないか
高等教育として、何を学ぶか
高校が、大きく変わることは知らなかったので非常に学ぶところが多かったです。
『学び合い』で相互に関わりながら、リアルに学び合う、という経験のように、
学校で無ければできない、そこで無ければできない、というものが無いと、
人をひきつけることは難しい・・・と思いました。
今回、参加5名。
ありがとうございました。
次回、5月を予定。
1年後には、10年記念。