『学び合い』 浜松 diary

浜松で『学び合い』に興味ある方、2か月に1回「会」あります。お気軽にどうぞ。 →https://ogym1.hamazo.tv/ というか、浜松は広いですから、興味ある方は、浜松市内各地でどんどん主体的に「会」開いてください。このブログは『会』の意見ではなく個人の意見です。

第58回『学び合い』の会 浜松 まとめ

開催

多くの方集まっていただき感謝。

話題

・工場労働者モデルシステムの学校から、今後授業をどうして行けば・・・
・たつじんテスト の話 実践しての感想
・「学力喪失」今井むつみ の読後、どうすれば・・・
・高校普通科、現状が今後いつまでもつだろうか・・・
・よりよい経営運営方法を広めるには・・・
・今後フリースクール等乱立すると、公教育やキャリア教育はどう・・・
・学習カードゲーム作ってみたよ!


今後の授業どうすれば・・・

 ・『学び合い』一色になる? どう転換していけばよい?
 ・教師としての手札を増やす
 ・手段としていろいろやってみる
 ・色々な授業を見に行く
  「ファインドアクティブラーナー」も使える
授業見学 | ウェブで授業研究 Find!アクティブラーナー
  
子供に見せてもいいかも・・・


 ・長野の伊那小の教育もヒントになるかも・・・ 
www.ina-ngn.ed.jp
toyokeizai.net
 ・大学の頃見に行ったのももう20年前の話か・・・


 ・モーストライクリーサクシード
Most Likely to Succeed の作品紹介と自主上映会の様子 — Future Edu Tokyo
第22回『学び合い』の会浜松 兼 未来の教育を『Most Likely to Succeed』から考える in浜松 午前の部 — Future Edu Tokyo


 ・「夢見る小学校」きのくにこどもの村学園
www.dreaming-school.com
 
 ・教科学習は整理するためにある 
 ・これって社会?とかこれって算数だよねと子供がつなぐ、整理する
 ・何を身につけるか学びが広がるようにいろいろ経験できるといい
 ・子供らに聞いていってみる
 ・どの方式が正しいでなく、子どもが自分らしいスタイルを見つけられたらいい
  視野を広げさせてあげる
 ・中世ヨーロッパは17科目・・・聞き違った・・・自由七科
 七自由学科
 ・自由度が高いところで教師もいろいろ試してみる
 ・一斉授業を悪者としない
 ・多様1つのものを学び合える一斉授業も手の一つ
 ・どんな力をつけたいか、何を育てたいのか、そのためにどうするのか、
  で授業改善。
 ・学校を色々体験できる場にする。
 ・イエナプランも普通の学校でできるかも

達人テスト・学習ゲーム の話

togetter.com

・今井むつみ研究室  ABLE Archives

 エイブル動画

  そのほか 達人テスト

 プレイフルラーニング https://youtu.be/bbA1CFuqzXE
youtu.be

言葉を知らない子供

 ・「2日前」、前というのに過去のこと
 ・「2日後」、後というのに未来のこと
 ・10分の1と2分の1、分母が大きいほど小さい、など 

 ・メモや補助線、できない子・知らない子は知らないまま
 ・数直線、ガソリンメーターなど
  満タンを「1とする」の「1とする」の意味を知らないままだと、
  「分かったつもり」のことばかりになってしまう。
  低位の子がそのままになってしまう

それらを知った上でどうする? 「学力喪失」今井むつみ の読後

 ・一例 「どんぐり計算」で図式化する 
どんぐり倶楽部 公式ホームページ
 ・でも、アンバランスな子は強制されて絵図にするのは苦手。

人は分かり方がみんな違う

 ・これ!という一つの解答は示せない
 ・『学び合い』の原点
 ・人は分かり方が違う→Aの説明で半分分かった
           →Bの説明でもう半分が分かった
           →Cの説明でもう半分が分かった
           →・・・全員分かるまでいかない

 ・絵が得意、音が得意、暗記が得意と人によって分かり方は違う。
 ・手札が多いほうがいいが、それでも足りない

 → 自分で学び手が探す 学び手に探させる。
 →ビゴツキーの最近接領域を自ら見つけ出す
 →『学び合い』

分かり方は多様すぎるから解決法が提示できない

 ・みんなが分かる方法はない
 ・いろいろな分かりにくさがある  を前提とスル

 ・そのうちできるようになる
  できる解法が必ずある
  子供に諦めさせないことも大切ではないか 

勉強前の遊び、原体験、感覚遊びの少なさ

 コロナ期に幼稚園での体験活動ができなかった現在の小学2年生前後が
 協調運動や言語で欠けていっているところがないか心配でもある


生活体験の少なさ 谷田貝調査が有名
NPO法人 子ども研究所

・デジタルとの付き合い
line-ja.officialblog.jp

自学自習ができていくためには

 自分がどこまでわかっていてどこが分からないか、
 どこが分かるかが分かると、分かる。
 その経験の有無。

高校、今後、どうなるの? 大丈夫?

 ・学びの意欲が高校1年以降下がっていってしまう・・・
 ・「普通って何?」ってことになる
 ・集団行動や集団生活を身につけてきた
 ・三方良しの考え大事にしたい

学校が楽しい、のためには、授業が楽しい、が一番

 ・学ぶって楽しい、と思わせたい

  → 何ができないか自分で分かる
    自分でしていける
    自分で決められる

  → 自分の長所、自分の課題を把握している
    出来るようになりたいこと
    最近分かりたいことを自分で言語化できることを大事に。

自分自身は、他者と比較することで「分かる」

 ・浜松市・・・外国人共生の町として教科書に掲載されている?!
      「教育出版」6年生→
https://www.kyoiku-shuppan.co.jp/textbook/shou/shakai/files/r6shakai6_nenkeihyouka_2404.pdf
      知らなかった・・・

 (ちなみに浜松市の採択教科書は「東京書籍」→
https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/documents/12571/r6kyoukasho.pdf
  前は防災について「浜松」が取り上げられていたけど・・・

  ・藤枝市・・・ オーガニックビレッジ で 有名
www.city.fujieda.shizuoka.jp
   全国に先駆けて手を挙げたそうですよ。

 ・バス・・・バス会社によって車椅子の乗り込む時間が違うそう。


 ・パリのユニバーサルと東京のユニバーサル
  ・日本は進んでる?遅れてる?世界標準、とは?
  ・メディア報道によって印象が違う・・・

日本は遅れてる?

「日本社会に浸透していったバリアフリー化。しかし、街の中を見回すと課題は山積みだ。この数年、整備が進められたバリアフリー法で障害者が移動しやすいよう鉄道事業者に求められたのがエレベーターやスロープの設置。1日3000人以上が利用する駅の91.8%で整備された一方、エレベーターがないことで移動が困難なルートも多数残るなどの現状もある。」  
www.nhk.or.jp

パリは進んでる?

「公共スペース、道路、歩道、横断歩道はすべて、車いすの利用者も通れるように設計されています。これは、新たな都市開発に求められるユニバーサルアクセシビリティ基準に準拠したものです」と、選手村の責任者ロラン・ミショー氏は説明する。」
olympics.com

どっちなんだい?!

「地下鉄は網の目のように張り巡らされているが、車いすで乗れるのは1路線だけ。主要駅では人波をやりすごし、スリにも注意を払う必要がある」
news.yahoo.co.jp

「パリの公共交通機関はエレベーターがないなど、「バリアだらけ」なのが実情だ」
www.fnn.jp

「日本では当たり前になった券売機の点字表示は、こちらでは見たこともありません。電車では到着した駅名す らアナウンスされないことも多々あります」
info.ensemblefr.com

「もちろん施設のバリアフリー化は大事です。しかし一番重要なのは『人々の心のバリアフリー化』ではないでしょうか。」
info.ensemblefr.com


  ・外から見ないと自分自身のことは分かりにくい
  ・自虐する日本?
  ・この現状でも胸を張るフランス?
  ・メディアの情報を鵜呑みにしないことも大事・・・

比べると「ちがいがある」

 ・ちがいがある、
 →その違いを「問題だ!」とするか、「交流」とするか。
 →対話をして交流し、共通の言語を作る。
 →相手から聞き、問い、答えていくことで自分自身が分かってくる。
 →対話は、最近接・・・年齢が近いと学び合える。自己理解が深まる。
  年齢が離れすぎたり、理解度が違いすぎると、
  共有できないことが起こる
  分かりにくさが起こる
 →年長者が話さず、その人の持っている言葉で話させることで、
  その人自身の理解が進む
    →だから対話が大事!
    →分かる言葉の積み重ねで分かっていくしかない
 
 ・・・なるほどだから『学び合い』は有効なのか、なんか納得。

例え話:おいしい料理を作るには

 ・目的は、①おいしい料理を食べることか。
      ②正確なレシピに基づいてつくることか。

 ・「おいしい」と感じる感覚もまた、人によって違う。

 ・作り手に「この味ちょっと・・・」と突っ込むと対立してしまう。
  作り手が「この味ちょっと・・・」と気付いて問えば対話が始まる。
  
 ・対話をすることで 共有言語 を 積み重ねていく。
      「もうちょっとこうすると・・・」「うんうん・・・」

共有言語の話

 ・遊びの体験、経験を通して、他者を知る。

 ・痛い、悲しい、うれしいなどの言葉も、言葉だけでは言葉だけ。
  体験して感情のラベリングをして、初めて言葉に意味がつく。
  共有言語となることで、初めて、気持ちを共有=共感ができる。

   →だから対話しないと。対話させないといかんねぇ。

最近の子、頭を下げる「謝る」の共有は?

 ・ごめんね、と素直に言えるか、頭を下げれるか。
   「次への区切り」「マナー」としてできるか?
  ごめんね、と頭を下げることを、子も保護者も
   「屈辱」と感じていないか?
  そのために揉め事を避けるために
  転ばぬ先の杖で、親が経験させなくなっていないか?
 
 ・日本の文化としては
  謝る、恥の文化で、和を生んできたのでは?

 ・グローバル化するからといって・・・
  海外の文化には
  「絶対謝らない」「謝ったら負け」と考える文化圏もある。
  これからは価値観をそろえるのが先進的か??
  

  

 ・子供たちには・・・
  日本の文化も知ってほしいし、
  海外には日本とは違う文化があることも知ってもらいたいねぇ・・・
 

 検索したらこんな本も。これも「言葉のズレ」。

今後フリースクール等乱立すると、公教育は・・・

・今後価値観が多様化、乱立すると、
 対立を避けて意見を言うだけ、論議や対話を避けてしまうかも
 →それぞれがばらばらのままの「みんないい」「事なかれ」
  これではバラバラのまま社会として発展が止まってしまう

 →公教育では「ちがう」どうしの「対話」で
  新しいことを見出したり、
  教科をもとにして学び手が整理をしていったり
  そうした場として重要になるのかも

よい経営方法を広げる方法

 ・うーん、時間切れ・・・次回課題

風が吹けば桶屋が儲かるバタフライエフェクト

 自分たちで行動を起こす子供たちの話や、ワールドカフェ形式で自分たち意識で動き始めた子供たちの話などが話題にあがりました。

『学び合い』が研究されて、発表されて、知って、学んで、いろいろな人に合って、今に至っていますが、その中で、様々なひとが、影響を受け、影響が様々に波及していることを知りました。


浜松の会の縁で新しいことが起こっていることも様々あることを改めて認識し、人の縁は面白いなぁとあらためて思いました。AIではない、偶然か必然かの巡り会わせで物事は動いていくのだと実感しました。

『学び合い』を知った子供たちも、知らないところで新しいことを起こしているかもしれないし、長井時間を経た後で新しいことを起こすかもしれません。楽しみ。


会を継続していることにも意味があるのだなぁと、
あらためて実感し、勇気付けられうれしかったです。
ありがたい話です。

10名参加。感謝。

リモート参加者、高校、中学、小学、公立やら私立やら多種多様な立場で方々が参加。
多様性が宝です。次回1月開催予定です。

(このまとめは、会の発言まとめホワイトボードをもとに
 ogymの感想も加味して文字化したものです
 たくさんの文字情報が共有されました。
 教育論議、学ぶことは楽しいです。)

この3日間の学び 

第16回上越『学び合い』の会に参加

 浜松の会から2名参加。
 静岡・富士など、静岡県内から多くの参加者。
 また、前日金曜夜にも別の講演会に参加。
 学んだことを振り返り記録しておく。

 ogym個人的なメモなので、メモは個人の感想やひらめきも
 混じっているため、当日の講演内容と同一ではない。

0日目 前夜 講演会

講演 これからの学校教育を展望する ~持続可能な社会構築に向けた教師への期待~
 ・スモールイズビューティフル
 ・プラネタリーバウンダリー
 ・エコロジカルフットプリント
 ・人口問題研究所 フランスは7000万人で成り立つ国
 ・科学の本質は探究にあり
 ・フォアキャスト思考とバックキャスト思考
 ・世間知らずを武器に変える
 ・成熟した社会は成長できなくなっていく
 ・2人に1人が高齢者の松崎町川根本町
 ・初婚年齢ピークは変わらず31歳だが生涯未婚は28.3%
  だらだらと結婚していく
 ・したい、できない、したくないにテコ入れできれば可能
 ・地球は持たない状況まできている
 ・オゾンホールの成功例
 ・「成長の限界 人類の選択」ダイヤモンド社2005
 ・人口と工業生産の抑制
 ・大量生産モデルからの転換
 ・今あるもので、どうするか。
 ・クーラー無し、冷蔵庫無し生活でも、地球2個分ぐらい消費中。
 

あなたの暮らしは、地球何個分?

個人診断クイズ - EFI Japan

1日目 上越『学び合い』の会 1日目

 ・始発 7時頃出発 10時半頃上越妙高
 ・バン レンタカーでGO
 ・高田城・歴史博物館 上越には3つの城がある
 ・上越上越新幹線上越は違う ほほう。
  越前越後上越下越越州 越の国 と 上州+越州
 ・榊原康政の系譜
 ・雪下駄の本物初めて見た! わらぐつの中の神様
 ・昼食 笹ちまき
 ・上越教育大着 午後から参加
 

分科会『学び合い』における特別支援教育の在り方 に参加

 ・自分の幸せ
 ・自分たちで計画する自立活動
 ・やりたいことやりたくないこと「あなたはなにがしたいの」
 ・自分が何をしたいのか、分かる。何ができるか、分かる。
 ・『学び合い』ミーティング
 ・つながりをつくる
 ・みんなが幸せになる
 ・そのときその場にいれば「仲間」
 ・わかる つたえる つながる
 ・一生涯の幸せを実現する

  → 学びから行動したいこと     
    うちの子でも その芽はたくさんあることに気付けた
    スクラッチの共有 ダンボール工作・車工作の
     外とのつなぎ ができそう。やってみようと思う。
    現在取り組んでいることへの後押しとなった。
    ありがとうございました。


講演会 ツクルスクール

setotkrschool.jimdofree.com
 ・やりたいことをやる
 ・パーソナルポートフォリオボード
 ・リフレクションシート ジャッジメントとアセスメント
 ・法律を守ること
 ・ちがうはちがうだけ
 ・したいことをする
    → 学びから行動したいこと 
  したいことをする の 自分の教室としての折り合い
  自分の学校に来ている子供たちの「したいこと」は?
  問い直してみようと思う。 
  ありがとうございました。

 以前似た光景を見たことがある
www.diversity-in-the-arts.jp
 
 「したいことをする したくないことはしない」は、
  どこでもだれでも似た形になるのかな

 ・春日城めぐり
 ・夕食会
  ・感じ 考え 表現する
  ・二項対立でなく、どっちも大事
  ・関係人口
  ・推しの土地
 ・糸魚川町 車中泊 朝ひすい石探し

2日目  上越『学び合い』の会 2日目

 

講演会 学びを3.0化 さとのば大学

 ・地域を旅する大学
 ・月~金を大量消費生活 土日にエコ生活では5対2
 ・都市と未来に共創 違う人が同じ未来に向かうには
 ・いくらあったら生活できるのか
 ・市民大学+ネット大学 社会と接続
 ・信頼
 ・馬鹿のふりをしないと友達できない発言を聞いて・・・
 ・プロジェクトレベルを段階的にレベルアップ
 ・マイプロジェクトレベル表
 ・複雑系の科学と積み上げ式の科学
 ・13羽の鳥の飛び方CGの話
 ・ライフゲーム
 https://www.mirai-kougaku.jp/laboratory/pages/230120_03.php
 ・01の世界/パターン/カオス・消滅/1見カオスに見えるが
  持続されるパターン
 ・ほどよく複雑
 ・イストリゲームより、新しいイスをつくっていきませんか
 ・どんな幸せをどうつかんでいくか

その他

海士町(あまちょう)
naimonowanai.town.ama.shimane.jp

http://miryokuka.dozen.ed.jp/about/

    → 学びから行動したいこと      
   希望
   世の中にはまだまだたくさん、
   新しい可能性を考え実行している人がいる
   まだまだ希望を持ちつつ、
   自分の地域の中山間地域や教え子の今後を考えたい
   知り合いに「さとのば」の存在も紹介したいと思う。 
   ありがとうございました。

ほどよく複雑 ほどよくカオス

 ・かんじる 考える 表現する
 ・わかる 伝える つながる
 ・二項対立でなく、どっちも大事
 ・イストリゲーム 新しいイスを作っていきませんか
 ・どこまでのコミュニティで生きていこうか
 ・相対的なもので考えると必ず端がうまれる
 ・それぞれがどんな幸せを描き、それをどうつかんでいくか
 ・共創

分科会 商店街高野さん

 ・もっているリソースを使い、豊かにしていこう
 ・課題解決から始めない
 ・好きなことでつながれたら幸せ
 ・SDMシステムデザインマネジメント
 ・共創
 ・つながりを生かして世代や属性を超える
 ・つながりと学び
 ・同じ人とつながる場合と違う人とつながる場合
 ・手伝うか働くか
 ・「どんなことやってみたい?」
 ・お金を掛けずに互いの持っているものを掛け合わせる
 ・街ゼミが想像以上にリアル街ゼミだった

皆、共通して、「なにしたいの?」「どうするの?」「違うものとつながる」

 ・したいことを、する。
 ・したいこと、は、何? 問いを 学び手がもつことが出発点
 ・どれも違う講演・紹介なのに、どれも同じことが芯にある

 ・お世話をするわけでもなく、導くわけでもなく、つなぐ。
 ・統制でも、放任でもなく、ほどよく循環している。
 ・単発でも、なにもしないでもなく、色々生まれる。
 ・違うものとつながることが、強み、宝の山。

西川教授講演

 ・落語的に楽しく聞く
 ・実績量に改めて感嘆
 ・『学び合い』の近年の変化について
 ・教科の学習から人生まで幅広く
 ・それぞれの『学び合い』との出会い・語りがあるのだから、
  私の語りを。
 
 

今後

 ・私は、何したい? 
 ・あなたは、何したい?
 ・何を得たい?
 ・そのために、何をしよう、どうあろう?
 ・つなごう、かけあわせよう、つながろう
 ・あるもので、みんなは、できる
 

 上越妙高駅 釜ぶたの湯で汗を流す。100kmマラソンの方も多数。
 19:15頃発で22:30頃には浜松に戻れる。近くなったものだ。
 帰りの新幹線も教育談義。
 刺激の多い2日間だった。

同じ集まりでは見つからないものも見つかる

 ・全国には、いろいろなことをしているいろいろな人がいる。
 ・できることは、まだまだある。
 ・それぞれの場所で、それぞれのことを。

 ・みんな違って、みんなよい実践。
 ・今後進めていく勇気をいただくことができました。

 自分がしたいことを、できることを、できる限りしていきます。
 ありがとうございました。

次回、全国の実践者が集まる場所は、あるのか?

 ・どこが、だれが、と思いつつも、これだけ世の中が近くなっている。
  リモートも含め、自分が思う以上にいろいろと加速していくだろう。
 ・まあ、そういわずにゆるーく何とかなるだろう。

追悼

 國友先生の逝去を知りました。『学び合い』を通じて出会い、離れている地でこれほど共感できる方がいるのかと思う本当に同志と感じられる方でした。大変悲しく、失っていたことが悔しいです。またお会いしたかった。御冥福をお祈りするとともに、自分の残りの時間も、大事に大事にしていきたいと強く思いました。
  

黒潮町の国道で警察官運転の車が男性をはねる事故 
はねられた男性は意識不明の重体【高知】 

2024年2月3日 15時30分 RKC高知放送
2日夜、黒潮町の国道で、警察官が運転する車が歩行者の男性をはねる事故がありました。男性は意識不明の重体となっています。
事故があったのは、黒潮町入野の国道56号です。警察によりますと、2日午後11時半ごろ、宿毛警察署の藤堂克典巡査長(46歳)が運転する軽自動車が、路上にいた男性をはねました。この事故で、黒潮町上川口の小学校教諭・國友通弘さん(59歳)が、頭などを強く打ち、宿毛市内の病院に運ばれましたが、意識不明の重体となっています。

news.livedoor.com


find-activelearning.com


父が亡くなった歳まで自分もあと20年ちょっとしかない。
したいことを、しよう。

第58回『学び合い』の会浜松 『学び合い』やってみようの会 令和6年11月2日(土) 9:30~12:00

第58回『学び合い』の会浜松 『学び合い』やってみようの会
令和6年11月2日(土) 9:30~12:00 

場所:三方原協働センター 1F
   zoomオンラインも並行して開きます

   メールで連絡いただければ、URL送付いたします。

   
https://ogym1.hamazo.tv/


内容:クラス会議形式で行います。皆でざっくばらんに話し合います。
   新学期に、『学び合い』を取り入れてみたい、
   やってみたいけどどうすれば、など、
   先生が答えるわけではありませんが、皆であれこれ出し合えます。
   来た人の目的が達成されるよう、学びあっています。

   1 自己紹介・最近よかったこと・今回の参加目的や得たい情報
   2 目的の解決のための意見交換(ブレインストーミング
   3 振り返り 

『学び合い』に興味ある方ならどなたでも御参加・御連絡ください。

ogym1.hamazo.tv

第57回『学び合い』の回 まとめ

開催

7日開催をフェイスブックで伝えていたもののブログ更新忘れ申し訳ありません。
多くの方集まっていただき感謝。

話題

・学習ゲームについて紹介
・「『学び合い』はしない1段上の『学び合い』活用法」について
・『学び合い』で説明文をするとすると・・・
・支援教室の支援について

学習ゲーム

・今井むつみ研究室  ABLE Archives

 エイブル動画

  そのほか 達人テスト

 プレイフルラーニング https://youtu.be/bbA1CFuqzXE
youtu.be

・言葉を知らない子供
 
 触発され、カードゲームをつくってみたとのことで、みんなで遊んでみてわいわいしました。
 いろいろ活用が広がりそう

自分の知っている範囲の使えそうなもの

 ・分数カードなど
 ・絵カード・時計カード作成
ecard.theprompt.jp

「『学び合い』はしない1段上の『学び合い』活用法」について

『学び合い』プロトコルを集約して研究 

・言葉のズレをどう埋めるか
 →会話数会話量・最近接領域・学び手主体・時間を与える
  →自分が分かる言葉の人を探す練習

・一つの発表に対して言いかえが3つあれば、引っかかる子が増える 3通りになる
 近い人から学ぶ(最近接領域を自分でつかむ)ことでズレを埋める
・動物園の獣医 「お仕事は何がありますか」 仕事か否か、別の言葉で言い換えることで互いのズレを埋めることができるかも

・質問をすることができる→言語化できること「どう思っているの?」に応答すること対話することで自分の内面を言語化できる。すると「そうか、ボクはそれをいいたかったんだ」と自覚でき、外言語化と受け入れができ、納得が生まれる。

・ちいかわ「それって・・・・・ってこと!?」 
chiikawa-biyori.com
 

わかった・できたを全員に味あわせたい、分からないことがわかるようになる場所が学校

・一人ひとりが自分の学びができる環境を整える

・「ごはんたべたくない」 を 「食べたい」or「食べたくない」伝わる文にするには? →ズレを生める方法をワイワイ話し合う→自分の答えが対話で見えてくる


・自分で問いを考えさせる きっかけ作りが授業「問答」
 対話をする中で明確になっていく。

・哲学対話 

・人と関わることで理解は深まっていく

『学び合い』で説明文をするとすると?

 ・子供が意見をつなげていくには?
 ・教科書どおりの授業でも価値観のもちようで変わる
  『学び合い』の考え方に納得した上で考えていけば授業も生徒指導も『学び合い』
 ・文章構成にしぼる
 ・教師が中継ポイント・集団の鏡になり、
  子供に問い考えをめぐらさせる「それってどういうことかな?」 
 ・わかっているふりが一番怖い
 ・リライト教材も教材もどれも使ってよい環境を整えて、文章構成や読み取りなどその学年に応じた課題にみんなで取り組めるようにする
   

学びの教室の後方支援

・wellbeingの視点・・・多少ストレスがあっても複数に安心できる場所がある方が。
          安心できる場所が一つだけそこしかないだと心配
 
wellbeing.pref.toyama.jp

・人は認められたい
・つながりがもてていない
・とくいなことすきなことからつなげたい
・学級の友達集団の中の人間の好きなことリストを常に掲示しておくことでつながりやすくする方法も。

ふりかえり

・いろいろな話がそれぞれの中でつながったようで、本日のそれぞれの課題は皆達成できたとのこと。
・10名参加は久しぶり。コロナもあけ、リアルに顔を合わせられるのは情報交換量も多く、教育論議をするのも楽しいです。

 

次回は11月を予定。ありがとうございました。

・10月に、上越で『学び合い』の会があります。
・『学び合い』の会浜松のフェイスブックあります。開催情報得られます。

  

第57回『学び合い』の会浜松 『学び合い』やってみようの会 令和6年9月7日

第57回『学び合い』の会浜松 『学び合い』やってみようの会
令和6年9月7日(土) 9:30~12:00 を予定

場所:三方原協働センター
   zoomオンラインも並行して開きます

   メールで連絡いただければ、URL送付いたします。

   
https://ogym1.hamazo.tv/


内容:クラス会議形式で行います。皆でざっくばらんに話し合います。
   新学期に、『学び合い』を取り入れてみたい、
   やってみたいけどどうすれば、など、
   先生が答えるわけではありませんが、皆であれこれ出し合えます。
   来た人の目的が達成されるよう、学びあっています。

   1 自己紹介・最近よかったこと・今回の参加目的や得たい情報
   2 目的の解決のための意見交換(ブレインストーミング
   3 振り返り 

『学び合い』に興味ある方ならどなたでも御参加・御連絡ください。

ogym1.hamazo.tv

第56回 『学び合い』の会 ふりかえり

感謝

今回も開催できたことに感謝。ありがたいことです。

話題

・面談どうしている?
掲示どうしている?
・MIMや『学び合い』が広まる・広めるには?
・いろいろ話を聞きたい

面談どうしてる?

・国語・算数中心に、生のテストを2・3枚残しておいて、その場で具体的に話す

・プリント・ノートを見せて家から求められた相談に説明

プログレスレポート
 Copilot回答
 「プログレス」は、英語で「進歩」「発達」「前進」などの意味を持つ単語です。名詞としては「進歩」「成り行き」「経過」などの意味があり、動詞としては「前進する」「進行する」「上達する」などの意味があります。1 より具体的には、特定の期間内に行った仕事や研究の進捗状況を報告する「プログレスレポート」もあります。


・発表会形式で自分の成績や成果について子供が自分で親に説明する
 評価・コメント・次の目標を自分自身にさせる

・「たのしい授業」のどこかにあったネタ・・・
 ①保護者・本人・自分でよかったことを3つ付箋に書く。
  せーので見せ合い、共通点やずれを確認する。
 ②どうしても直してほしいこと直したいことを1つ付箋に書く。
  せーので見せ合い、共通点やずれを確認する。

・本人の頑張りをワークシートに書いてもらう。
 2者で気付きを確認する

・小学校は特に成績の細かい上下説明等は求めてないんじゃないか

・7月学期末の漢字復習やひらがな50音、MIM結果や100マス計算などを残しておいて面談で話題にする

・課題克服のためのおみやげプリントを渡す


時間が短い面談で、保護者が何を求めるか、何のためにやるか、
いろいろなやり方やアイディアが出ました。
学ぶ主体の子供たちが自分で説明をする、というのは、これからそうなっていきそうな感じがします。どこまでメタ認知ってできるのかな・・・ポートフォリオ法も最近聞かなくなったな・・・


ちなみに夏の宿題は、いまだに一律同じテキスト配布、保護者丸付けだけれども、
あれ、3人兄弟とかだと丸付け膨大で文句でないのかな・・・
自学自習で自分で丸付け、という自覚を本人が持てればいいけど・・・


デジタル化もされていない、のは、
①学校の機器を持ち帰ると紛失してしまうおそれのある家庭も地方にはあるし、
②そもそも持ち帰って開かないまま子供が「やったよ!」と言えば、親は確かめようもないのです・・・難しいなぁ・・・

掲示どうしてる?

掲示板の広さによる
・学校のルールに従う
・子供が自分で更新して入れる方式
・はがき新聞など読みたくなるものを掲示
 はがき新聞を使ったコンパクト教材 | はがき新聞づくりのすすめ | 公益財団法人 理想教育財団

・だんだん完成していく方式の掲示
検索してみた
学級の軌跡と成長を残す掲示物!「学級クエスト」 | うー先生の引き出し

・授業で使った拡大コピーをそのまま貼る

働き方改革でコメントが無しになった

・校内掲示を作る作業を作業学習として行い学校に貢献

・紐を通してそこにツー段クリップでつるす

・100円ショップでファイルの穴閉じ器具を使ってつるす

等々

ネットの検索知識より、地域性や個別の事情に合わせた多くの情報のやり取りができるのがアナログのよさかなぁとおもいました。

みんなの教育技術 サイトやTOSSには過去の技術が詰まっていますが・・・
kyoiku.sho.jp

land.toss-online.com

多すぎると返って選べなかったりします。

『学び合い』が広まる・広めるには?

・価値観「児童観・学校観・授業観」などの観の転換が必要
・「困っていない」なら変わらない
・「本人が困っていない」周りから見ていると困っている、状態なら、
 「困っていることに気付けていない」のが学校かもしれない
・声に出したら周囲に意外と理解者がいた場合
 「困っている」と「これはいいよ」という確信とが合致したとき、物事が進む
 「押し付け」は残らない
・「困り感」と「メリット」の一致

・フットワークが軽いと形から「やってみるか」となるが、
 学校内にはいろいろな「圧」がある
 「しなきゃいけない」「こうあるべきだ」等縛られている部分

・受身の子はいらない、という企業採用者の言葉と、
 どうしようか、という困り感があるところに、メリットのある『学び合い』を知ったとき、受け入れて進んでいった

・新しい発見があったとき

・知らないからやってみよう、という知的好奇心
 一度なんとなく知ったふりになり「ああ、あれ、やってみたけど、あんまりね」のマンネリ化するときもある。


いろいろな要素が絡んだときに物事は進むのかなと思いました。
困り感を救えるニーズとお得感が示されること
うーん、商売・経営だなぁとおもいました。
売れる商品を考える、と同じような・・・

アナログのよさ

MIMデジタルを導入しているが、事実は
・パスワード等入力に1年生は5分以上掛かる。
・一度画面を閉じるとまたパスワード入力からやり直し
・選択肢が多すぎてどこをやるか指定できず子供たちが勝手に無目的にやってしまう
・できていないのに「できた!」といって画面を閉じて自己防衛する子がいる
等々がおきて、校内で不評。

今日の話し合いを聞いていて、アナログの紙のMIMが手軽でわかりやすいなと思いました。目的・状況に応じて選択しなきゃ、と改めて思い、元気が出ました。


授業で使った拡大コピー機掲示に張り出したり、
話し合いの中で出た情報がいろいろとリンクして新しい発想が生まれたり
その場ですぐ声に出して確認できたりと、
 デジタル・リモートではできない会話量、
 アナログにしかできない多様な活用法 を感じました。

感謝

「ふりかえり」について、いろいろいいことあるのでやってます
 ・この会のまとめとして何を学んだか自己確認して出力する(びりギャルの実践
 ・『学び合い』の本日の目的達成の確認(『学び合い』
 ・自分の行為の価値付け(愛着障害への対応 米澤先生

 それぞれにとってプラスになればいいなと思います。
 自分は「もうちょっとできることやってみようかな」と元気が出ました。
 ありがとうございました。

次回

9月7日または14日の土曜日午前中を予定。


 

おまけ 『学び合い』を知るには

 ふりかえりをいつも書くのだけれど、
 明日書くことにして、今日は閑話休題。大きいのでひとつまとめます。

『学び合い』知りたい人に、分かりやすいものは何だろう?

『学び合い』の会浜松、なのだけれども、
これまで

『学び合い』

に引っかかって見つけて足を運んでくれた浜松の小学校教員は数えるほどしかいませんでした。

小学校教員はあまり見えられないのだけれど、
企業・学生・専門学校・高校・議員さん・保育・支援員・各地の『学び合い』の会の方々と、異業種多様な会になっています。毎回知ること気付かされることがあり新鮮です。


2ヶ月に1回の会、50回を超えてもうすぐ10年になるのだけれども、土曜日休みに教育論議をするなんて、働き方改革の今ではなかなか受け入れられないのではないかなと思います。教育論議、楽しいのに・・・^^。

『学び合い』を知りたい、という話題になったときに、お薦めできる本や資料

『学び合い』を知りたい、という話題になったときに、お薦めできる本や資料は何か?という話題になったとき、ふと思いました。『学び合い』も認知されて知名度も上がっているし、検索すればたくさんヒットする世の中。提唱者の一人西川純先生の本もたくさん出ています。

でも、


初めて触れる人が分かるものって、どれだ?


といわれたときに、
これ、というものがすぐ浮かばなかったので、
改めて考えてみました。

以下は主観と偏見による私が思う『学び合い』が分かりやすい本セレクトです。
参考になれば幸いです。

書籍から学ぶ

『学び合い』カンタン課題づくり
自分は三崎先生のが分かりやすかったです。
 授業観や学校観、児童観の価値観の変換と協力を促す『学び合い』前の語りの授業の仕方や、実際の『学び合い』の課題が載っています。

 自分も『学び合い』を始める際には、
 ① 1時間事前準備の学活
 ② 『学び合い』の授業をします。
 飛び込みで授業をお願いされたとしても、そうすると思います。

三崎先生のブログかjindoのHPから、初めての授業の際の三崎先生プレゼンがあったのですが、数年間はてなブログが一度閉鎖されてしまい、検索しても見つからなくなってしまいました。

変わりに、三崎先生の授業の様子を再現している先生のブログがありました。
moheblo.com

moheblo.com

絵で理解するなら

マンガでわかる『学び合い』は様子は分かるかなぁ

理念を理解するなら

スタートブックは、理念を理解するならわかりやすいかなと思います。
実際の様子の写真も載っています。
でも、「で、どんな感じなの?」「で、実際どうやるの?」の段では分かりにくく
実行に移しにくいように思います。

西川先生ならHPやブログ、youtube、論文に膨大です。
授業の様子もあります。
jun24kawa.jimdofree.com

典型的な質問は、西川先生のHPに明確な回答があります。
jun24kawa.jimdofree.com

jun24kawa.jimdofree.com

jun24kawa.jimdofree.com

実践をやり始めたら

実践をして言って悩んだら川西先生のこの本がフローチャートで分かりやすいかなぁ
でもまったくやっていない人には分かりにくいかなぁ・・・

その他

他にも出版は無いですが、各地の実践校の子供たちが作った『学び合い』の教科書があって、越後『学び合い』の会でもらったけれどあれが一番分かりやすいかなぁ・・・
『学び合い』の会浜松には資料を毎回もっていっているので、見たい方はいらしてください。

『学び合い』の会は各地にあります。

 『学び合い』の会 浜松は、

 をもとに立ち上げています。

ちなみに参加者がいないときは一人読書の時間になります。
まったりとした会です。


この近くなら、浜松・豊橋・静岡・先日掛川でも。富士のほうでも立ち上がる話を聞きました。浜松だけでも人口が何十万といるのだから、やりたい人がどんどん会を開いてくれたらいいのにと思っていましたが、意外といないものです。
静岡では、数年前全国大会も行われました。
shizuokamanabiai.jimdofree.com

授業の具体的なイメージを知りたい・伝えたい時は

ファインドアクティブラーナー 授業見学できます
find-activelearning.com

find-activelearning.com

find-activelearning.com


全国の実践者

『学び合い』グループメンバー - maya-1 Jimdoページ

はてなブログが活動の中心でしたが、サービスが終了してしまいました。
はてなブログに移った方もいれば、そうで無い方もいます。

そのため、メンバーがそれぞれどこで発信しているか自分は知りません。
フェイスブックツイッター、ブログ、note、xやインスタなどのSNS
教育系youtuberでもtedでもいました。

『学び合い』の会浜松について改めて考える

ogymが開始しましたが・・・56回目、9年と4ヶ月になります。
コロナ中も継続することができました。

参加する人は、毎日『学び合い』の授業を実践しているの?

毎日の授業で実践している人ばかりではないと思います。
自分もできるときもあればできないときもあります。が、
考え方はいつでも
『学び合い』のような
主体的も学ぶ人を育てたい、
協同的に周囲と関わっていける人を育てたい
と願っています。

参加する人は、固定?

その時々で色々な方が参加しています。
クラス会議形式で、みんなが学びたいことを学ぶことができることがめあてなので、
予定調和でない、思いがけないつながりや発想が生まれたりします。
不思議とそのときその話題に縁のある参加者が集まったりします。

この十数年で印象的な出来事

自分が『学び合い』に興味をもったのは東日本震災の1年前。
『学び合い』で6年理科を運営してみて、これは面白いと思ったこと。
ブログの始めのほうに書き残してあります。

震災の際、避難所となったさいたまスーパーアリーナで、子供たちの学びの保障のために、『学び合い』で学習を進めていた方々のブログを見て、「学校の一般授業ではできないこと」をしている姿、主体的に学ぶ子供の姿を見て、子供たちを「学び手」にする『学び合い』の深さを感じました。

また、震災後、
 震災の被害をどこかに訴える方もいました。
 被害を受け入れて今なにができるか考えて動いた方もいました。
 受身で「何かしてくれ」としている人もいました。
 主体的に「何かをしていこう」としている人もいました。
考え方一つで、行動が変わってくることを学びました。

周りの人を競争相手として切り捨てるか
周りの人を仲間・見方として見捨てないか

これからは主体的かつ協働的に学べることが必要ではないかと思えた出来事でした。

学校では

先生が配るヒントカードを待ってひたすら座っている子の様子を見て
先生がひとりに付きっ切りで教えて他の子がほおって置かれている様子を見て
子供ができないで苦しんでいる友達を無視して「新しい課題ちょうだい♪」と先生から課題をもらう様子を見て
 これでいいのだろうかと疑問を持っていた頃でした。
『学び合い』はそうした状況を少しでも「まし」にしてくれるものでした。

そうした経験があり、会を続けています。

授業者も『学び手』になる

『教え合い』ではなく『学び合い』

『学び合い』は押し付けられてやらされるのでは成功しません。
『学び手』にならなければ響きません。
学ぶ人が自分から解決していく姿になっていくには、
そうした価値観を納得して受け入れる必要があり、
受身的な考え方を変えていく必要があります。

『学び合い』や新しい実践は、試してみるなら7月・12月

各学校では、校内研修の縛りもあり、なかなか変わった実践を行うことが難しい現状があります。『学び合い』を若手がいきなり始めたら、学年主任や管理職に止められるでしょう。「けてぶれ」や「100マス計算」「辞書引き」「一読総合法」「TOSS実践」など、どの教育論でも同じです。
短い単元が多い長期休暇前は、いろいろな「お試し」実践をするにはよい時期だと思います。やって失敗しても、長期休暇でリセットできますし、やってうまくいったら、よかったよと話せるからです。他の教室の先生もなかなか忙しい時期なので、あれこれ身に来ることも突っ込まれることも少ないと思います。

映像や書籍を参考に、試してみてはいかがでしょうか。